結果の全ては「偶然ではなく必然」である
今回は歯科治療で良い結果が得られなかった患者さんの話をしたいと思います。
私も日々口腔外科治療を行う中で、他院でインプラント治療を行ったが失敗したと言う患者さんのやりなおし治療を行う事が最近特に多いです。
その中でも重度の歯周病で多く歯を失った患者さんは最初に治療を行った歯科医院でもやり直し治療を行う当院でも骨造成やサイナスリフト法やソケットリフト法など高度な技術(テクニック)が当然ながら必要になるわけですが、
「なぜこの患者さんは良い結果が得られなかったのだろう?」
という事をよく考えます。
今の時代、インプラント治療などの口腔外科治療においても高度な治療を行うのであればCTやマイクロスコープ、口腔内細菌顕微鏡などの治療設備はもはや当たり前と言っていいと思います。
高い費用をかけたにも関わらず、インプラント治療が成功しなかった、思ったような結果が得られなかったという方は「年間◯◯本の実績」や「口コミ」「ランキング」などを表面上だけで捉え、簡単に信用し、結果が得られなかったギャップが精神的に負担を及ぼし、心身に影響を与えているケースも少なくありません。
分かりやすく例を挙げると・・・・
「◯◯本の実績」とか「一流メーカーのインプラントを使用」と書いてある宣伝って多いですよね。
「年間◯◯本の実績」と謳っていても、その数字は勤務する歯科医師全員での実績本数なのか?グループ全体での実績本数なのか?1人の歯科医師の実績本数なのか?
それは患者さんがHPを見ただけでは信憑性も含め判断できないからです。
「一流メーカー製品」を使用していても(一流も二流も無いのですがね・・)治療を行うのは人の手で行うものですから、そのような謳い文句に目を奪われ乗ってしまうのがもっとも悪い事なのです。
改善するには、患者さんが「なぜそのような悪い結果になったのか?」というプロセスをまずはきちんと分析し、認識することです。
・症状が重度で高度な技術が必要なのにもかかわらず近場で探したから失敗した
・ネットの口コミやランキングが高評価だったから安易に選んで失敗した
・時間と足を使って歯科医院を選ばなかったから失敗した
・価格の安さに目を惹かれ、治療に取り組み失敗した
そう言う患者さんが多いと思いますが、上記はあくまでも失敗要因の1つにしか過ぎません。
その理由は、
じゃあ、近場じゃなく遠い場所でしっかり選んでたら失敗しなかったのか?
じゃあ、時間かけて足を使って探していれば失敗しなかったのか?
じゃあ、高い費用をかけていれば失敗しなかったのか?
じゃあ、口コミやランキングをアテにせず探せば成功していたのか?
ということなのです。

「だから失敗した」と単に自分に言い聞かせる理由を作っているだけなのです。それでもきちんと失敗せずに良い結果を得られている方もきちんといるという事です。
そうおっしゃる方は基本的に自分を責めるよりも「人のせいやモノのせい(深層心理:自分は悪く無い)」にします。
次に「選んだ私も悪いんですけど・・・・(表層心理)」と言います。
重要表層心理で「自分が悪い」とは言ってはいますが、頭の中では「絶対にあの先生が悪い!」「あの先生にこんなふうにされた!」と被害者意識が心理の大半を占め、自分は悩んでいる、自分が可哀想、と自分に対して過保護になり、治る方向に行動をしません。そのような心理の方は、治療に取り掛かる事に時間を使うよりも、ネットなどで繰り返し調べたりする事だけに時間を使い、いろんな病院や歯科医院に行っては相談だけを繰り返し「治る事や体に良い事を一切しない」のです。
モノの見方、モノの選び方、考え方というのは本人それぞれに備わっているモノですが、歯科心身症の方は今の現状を理解して、一旦受け入れて、そのベース(元になる部分:深層心理)を見直す必要があると思います。
要は、そうなった事は「偶然ではなく必然である」と認識してもらいたいのです。
これがリセットすることと同じになるのです。
認識(リセット)する事は歯科心身症の方が治るためには絶対に必要な事なのです。



